ブリザックWZ-1とVRX3を徹底比較！ どう違う？氷上性能と価格を比較してみた

スタッドレスタイヤ選びって、本当に迷いますよね。

2025年9月にブリヂストンのスタッドレスタイヤ最新モデル「WZ-1」が発売されました。

「VRX3」とどちらを買うか迷っている方も多いのではないでしょうか？

この記事では、ブリヂストンのWZ-1とVRX3を徹底比較します。

この記事を読めば、WZ-1とVRX3の性能差や価格差が理解でき、あなたに合った1本を選べるようになります。

結論：WZ-1 と VRX3 はどっちがおすすめ？

結論から言うと、最高の氷上性能を求めるならWZ-1、コストパフォーマンスを重視するならVRX3がおすすめです。

まずは選び方のポイントをお伝えします。

性能重視・長く使いたい人はWZ-1

WZ-1は、2025年9月に発売されたブリザックシリーズの最新モデルです。

WZ-1を選ぶことで冬の運転の不安がぐっと減ります。

WZ-1の最大の魅力は、ブリザック史上最高の氷上性能を実現していること。VRX3と比べて、氷上でのブレーキ性能が11%向上、コーナリング時の安定感も4%アップしています。

さらに、「ENLITEN（エンライトン）」という最新技術を採用することで、4年経っても性能が落ちにくく、長期間安心して使えるのも大きなポイントです。

価格はVRX3より高めですが、性能の高さと長持ちすることを考えると、長期的には納得できる投資といえるでしょう。

街乗り中心・コスパ重視の人はVRX3

VRX3は、WZ-1が発売される前までのブリザックの主力モデルで、雪国装着率No.1を誇るブリザックシリーズの中でも、特に人気が高くなっています。

VRX3は氷上性能はWZ-1に劣るものの、日常の冬道走行には十分すぎる性能を持っています。

価格はWZ-1より1～2割ほどお手頃で、初期費用を抑えられるのが大きな魅力です。

「性能も大事だけど、やっぱりコスパが気になる」という方は、VRX3を選んでおけば間違いありません。実績のある信頼性の高いタイヤで、安心して冬を乗り切れますよ。

ブリザックWZ-1とVRX3の違い|比較表

項目	WZ-1	VRX3
発売時期	2025年9月	2021年発売
位置づけ	最新モデル	従来の主力モデル
氷上ブレーキ性能	◎（VRX3比11%向上）	〇
氷上旋回性能	◎（VRX3比4%向上）	〇
効き持ち性能	◎（4年後も高性能維持）	〇（4年後も使用可能）
雪上・ドライ性能	◎（あらゆる路面で高性能）	〇
静粛性・乗り心地	◎	〇
採用技術	ENLITEN技術 Wコンタクト発泡ゴム L字タンクサイプ	フレキシブル発泡ゴム マイクロテクスチャー
価格	高め（13,970円～）	お手頃（6,670円～）
コスパ	長期使用で◎	初期費用で◎
在庫状況	発売直後のため変動あり	豊富
おすすめの人	性能重視・長く使いたい	コスパ重視・街乗り中心

※価格はメーカー希望小売価格および実売価格の目安です。サイズや販売店により異なります。

この表を見ると、WZ-1は全体的に性能が高く、VRX3は価格面で優れていることが分かりますね。

ブリザックWZ-1とVRX3はここが違う|性能を比較

WZ-1とVRX3の性能の違いを具体的に見ていきましょう。

重要な4つのポイントに絞って、分かりやすく解説していきますね。

【氷上ブレーキ性能】WZ-1は11%向上

WZ-1は、VRX3と比べて氷上でのブレーキ性能が約11%向上しています。
これは、氷の上で「止まれる距離」が短くなるということ。同じスピードで走っていても、WZ-1ならより早く、より確実に止まれます。

凍結路面では数十センチの差が事故を防ぐことにつながります。特に交差点や坂道での安心感が大きく変わってきます。

WZ-1がブレーキ性能を向上できた理由

WZ-1には、新しく開発された「Wコンタクト発泡ゴム」と「L字タンクサイプ」という技術が使われています。

これらの技術により、氷の上でも「ピタッと止まる」安心感が得られます。

プロレーシングドライバーの佐藤琢磨さんも、「氷の上でもグリップ力が高く、ピタっと止まってくれます」とコメントしています。

凍結路面での運転が多い方や、坂道の多い地域にお住まいの方には、この11%の差は大きな安心材料になるでしょう。

【氷上旋回性能】コーナーで安定感が4%UP

WZ-1は、カーブや交差点など「曲がる」場面での安定性も向上しています。

ブリヂストンの氷上旋回テストでは、VRX3と比較して旋回時のグリップ力が約4%アップ。

凍結路面でのカーブは特に滑りやすく危険な場面。わずかな性能差が、車の挙動の安定性に大きく影響します。

旋回性能が向上した理由

WZ-1は、新しいトレッドパターン（タイヤの溝の形状）により、接地圧が均一に分散されるよう設計されています。

これにより、カーブを曲がるときにタイヤが変形しても、路面にしっかりと接地し続けることができます。

凍結した交差点での右左折や、山道のカーブが多い地域を走る方にとって、この安定感の違いは運転のストレスを大きく軽減してくれるでしょう。

【効き持ち性能】4年後も安心して使える

WZ-1は4年経っても性能が落ちにくいよう設計されているのが大きな特長です。

VRX3と比べて“効き持ち性能”が向上しています。

ブリヂストンの試験では、4年使用したWZ-1の性能は、VRX3の新品時と同等以上という結果が出ています。

「4年経ったWZ-1」は「買ったばかりのVRX3」と同じくらいの氷上性能を保っているということです。

長く使う方にとって非常に大きなメリットですね。

「WZ-1は価格が高い」と感じるかもしれませんが、4年間しっかり性能を維持できるなら、結果的にお得になる可能性があります。

【雪上・ドライ路面】あらゆる路面で高性能

WZ-1は、氷上性能だけでなく、雪の積もった路面や乾いたアスファルトでも高い性能を発揮します。

WZ-1は新しいトレッドパターン（タイヤの溝の形状）によって、接地面が広く、路面をしっかりと捉え続ける設計になっています。

• 雪上：雪をしっかり噛んで、スリップしにくい
• シャーベット路面：溝が雪水を効率よく排出し、グリップが安定
• ドライ路面：タイヤの剛性が高く、「ふらつき」が少ないため走行がスムーズ

「冬道だけでなく、普段の運転も快適にしたい」という方には、WZ-1の総合性能の高さが魅力的に感じられるでしょう。

ブリザックWZ-1とVRX3価格差は？|コスパを比較してみた

性能の違いは分かったけれど、やっぱり気になるのは「価格」ですよね。

ここでは、WZ-1とVRX3の実際の価格相場と、長期的に見たときのコストパフォーマンスを比較していきます。

WZ-1の価格相場

WZ-1のメーカー希望小売価格は、13,970円（税込）からとなっています。

ただし、実際の販売価格はタイヤのサイズや販売店によって大きく異なります。

4本セットで購入すると…

例えば、15インチサイズを4本購入する場合、約72,000円～112,000円程度が目安になります。

「やっぱり高いな…」と感じるかもしれませんが、WZ-1は最新技術を搭載したブリザック史上最高性能のモデル。性能の高さと長持ちすることを考えると、妥当な価格設定といえるでしょう。

VRX3の価格相場

VRX3は、WZ-1と比べて1～2割ほどお手頃な価格で購入できます。

発売から4年が経過し、市場に多く流通しているため、販売店によっては割引価格で手に入ることもあります。

4本セットで購入すると…

例えば、15インチサイズを4本購入する場合、約40,000円～88,000円程度が目安になります。

WZ-1と比較すると、4本セットで約2万円～3万円ほど安く購入できる計算になります。

「とにかく出費を抑えたい」「初めてのスタッドレスタイヤ購入で予算が限られている」という方にとって、VRX3の価格は大きな魅力です。

性能も十分に高いので、「価格と性能のバランス」を考えると、VRX3は非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。

長期的なコスパで考えると？

購入時の価格だけで比べると、VRX3の方が安く見えるのは確かです。
しかし、スタッドレスタイヤは「どれだけ長い期間、性能を保ち続けられるか」も大切なポイントです。

4年間使用した場合のコストパフォーマンスを比較してみましょう。

使用期間で見たコスパ比較

	WZ-1	VRX3
初期費用（15インチ4本）	約72,000円～112,000円	約40,000円～88,000円
4年後の性能	高性能を維持	やや低下する可能性
買い替え時期の目安	4～5年後	3～4年後
1年あたりのコスト	約18,000円～28,000円	約13,000円～29,000円

年間コストで考えると、次のようになります。

✅ 5年以上乗る予定がある → WZ-1が有利
✅ 2～3年だけ使う予定 → VRX3がコスパ良い

あなたの使い方や予算に合わせて、最適な方を選びましょう。

ブリザックWZ-1・VRX3をお得に購入する方法

ブリザックをお得に、そして安心して購入できる方法をご紹介します。

特におすすめなのが、ブリヂストン公式のオンラインストアと、タイヤのサブスク「MOBOX」です。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

ブリヂストンオンラインストアがおすすめの理由

ブリヂストンの公式オンラインストアなら、ネットで簡単に注文でき、全国のタイヤショップで取付まで完結できます。

こんな方におすすめ

• 忙しくて店舗に行く時間がない方
• 確実に正規品を購入したい方
• 自分のペースでじっくり選びたい方

ブリヂストンオンラインストアは、安心・便利にタイヤを購入したい方にぴったりです。

ブリヂストンオンラインストア https://tire-onlinestore.bridgestone.co.jp/home/

タイヤのサブスク「MOBOX」

「初期費用が高くて一度に払うのは厳しい…」 「タイヤ交換や保管場所に困っている…」

という方におすすめなのが、ブリヂストンのタイヤサブスクサービス「MOBOX（モボックス）」です。

MOBOXは、タイヤ本体価格・取付工賃・パンク補償・定期点検がすべて含まれた、月額定額制のサービスです。

MOBOXとは？

MOBOXは、月額定額制でタイヤとサービスがセットになった新しいタイヤの利用方法です。

購入するのではなく「タイヤを借りる」というイメージで、必要なサービスがすべて含まれています。

こんな方におすすめ

• 初期費用を抑えたい方
• タイヤの保管場所がない方
• タイヤ交換やメンテナンスを任せたい方
• 車を数年間だけ使う予定の方

MOBOXなら、「買う」ではなく「使う」という新しい選択肢で、手軽にブリザックを利用できます。

MOBOX（モボックス）公式サイト https://mymobox.bridgestone.co.jp/

お得に買うためのポイント

ブリザックをできるだけお得に購入するために、押さえておきたいポイントをまとめました。

ちょっとした工夫で、数千円～数万円の差が出ることもあります。

焦らず比較検討して、あなたにとって一番お得な方法で購入してくださいね。

ブリザックWZ-1とVRX3|よくある質問

ブリザックWZ-1の特徴は？

WZ-1は、2025年9月に発売されたブリザック史上最高性能のスタッドレスタイヤで、ENLITEN技術を搭載し、氷上ブレーキ性能がVRX3比で11%向上、4年後も高い性能を維持できる長持ち設計が特徴です。

こちらの記事でWZ-1については詳しく解説しています。

ブリザックVRX3の特徴は？

VRX3は、2021年に発売され雪国装着率No.1の実績を持つモデルで、フレキシブル発泡ゴムによる優れた氷上性能と、WZ-1より1～2割お手頃な価格でコストパフォーマンスに優れているのが特徴です。

こちらの記事でVRX3については詳しく解説しています。

VRX3は今後も販売される？

VRX3は、WZ-1の発売後も当面は併売される見込みで、コストパフォーマンスを重視するユーザー向けに引き続き販売が続くと考えられます。

どのくらいの期間使える？寿命は？

スタッドレスタイヤの一般的な使用期間は3～4年が目安で、VRX3は4年程度、WZ-1は効き持ち性能が高いため4～5年程度使用できる可能性がありますが、溝の深さや使用状況によって異なります。

 サイズ展開は？

WZ-1は13～22インチまで119サイズ展開、VRX3も幅広いサイズ展開があり、軽自動車からSUV、高級車まで様々な車種に対応しています。

夏も使える？

スタッドレスタイヤは冬専用タイヤなので、夏に使用すると摩耗が早く進み、ブレーキ性能も低下するため、春になったら必ず夏タイヤに履き替えることをおすすめします。

ブリザックWZ-1とVRX3徹底比較：まとめ

ブリザックWZ-1とVRX3の違いを徹底比較しました。

最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。

WZ-1とVRX3の違い【まとめ】

• WZ-1：ブリザック史上最高性能。氷上ブレーキ性能11%向上、4年後も高性能維持。価格は高めだが長期的なコスパ◎
• VRX3：実績豊富な人気モデル。十分な性能で価格は1～2割お手頃。初期費用を抑えたい方に最適

選び方のポイント

✅ WZ-1がおすすめな人

• 最高の氷上性能を求める方
• 長く安心して使いたい方
• 氷上走行が多い地域の方

✅ VRX3がおすすめな人

• コストパフォーマンスを重視する方
• 街乗り中心の方
• 初めてスタッドレスタイヤを購入する方

お得な購入方法

• ブリヂストンオンラインストア：ネットで簡単注文、店舗で取付
• MOBOX：月額定額でタイヤ交換・保管込み

どちらを選んでも、ブリザックなら冬の安全なドライブをしっかりサポートしてくれます。

あなたの使い方や予算に合わせて、最適な1本を選んでくださいね。

この冬も、安全で快適なカーライフをお過ごしください！